この記事では、現役Pythonプログラマーのさしょが未経験者・初心者におすすめなPython入門書を紹介します。
数あるPython本の中から「分かりやすい」「読みやすい」を基準におすすめの書籍を選び、レベル別にしました。
初めてでも挫折しない本を選んだので参考にしてみてください。

これからPythonを勉強したいんだけどおすすめの本ってどれ?
Pythonを勉強したいなーって思って書店やAmazonでPython本を探すとすごい数が出てきますよね。
なので、
- 数がおおすぎてどれを選べばいいかわからない・・・
- しかも、一冊が高いから失敗したくない・・・
こんな風に思っている方も結構いるのではないでしょうか。
ということでこの記事では「【挫折無縁】マジでおすすめなPython本をレベル別に紹介!」について書いてきます。

好きなところから見てね
挫折しないPython本の選び方
Pythonの本選びで大切なのが次の2つです。
この2つのポイントを無視した本を選ぶと挫折する可能性が高くなります。
逆にこの2つのポイントを抑えて本を選べば挫折せずにPythonを学ぶことができます。

挫折はしたくない・・・
説明が分かりやすい本を選ぶ
Pythonを本で学習するなら分かりやすさというのが大切です。
過去に勉強や読書等で挫折した経験はありませんか?

うぅ・・・思い出したくない・・・
挫折してしまう原因となるのが次の2つです。
- 説明が分かりにくい
- 文字文字していて頭に入りにくい

文字が詰まってるだけで読みたくなくなる
挫折を回避するには読みやすい本を選ぶ必要があります。
読みやすいとされる文章の特徴を挙げてみました。
- 適度に装飾がある(太字、マーカー等)
- イラストを使った説明がおおい
- 各章に概要がある
- サンプルコードが多い
- コードの実行結果も書かれている
上記のポイントを参考にしながら試し読みなどをして読みやすそうな本を選べれば分かりにくくて挫折するといことを減らせます。
自分のレベルにあった本を選ぶ
自分のレベルにあった本を選ぶのも大切です。
プログラミング自体が初めての方とPythonは初めてだけどjavaやC言語はやったことがある人では同じ入門書というジャンルでも選ぶべき本が違ってきます。
例えば次がレベル別の選ぶべき本です。
- 完全な初心者 → アルゴリズムから丁寧に解説してくれる入門書
- 他言語経験者 → リファレンス的にも使える入門書
自分にあっていないレベルの本を選んでしまうと
- 難しすぎて挫折
- 簡単すぎて飽きる
ということが起こります。
Python本を選ぶときにはただ評価を見るだけではなく、どのレベル向けの本なのかも見るようにしましょう。
ここではPython初心者のレベルを次の3つに分けました。
- プログラミング自体が初めて(if文やfor文も知らない)
- 他言語をやった経験がある(if文やfor文は知っている)
- Pythonの基本構文を知っている
上記のレベル別におすすめなPython本を紹介してきます。
プログラミング初心者におすすめなPython入門本
ここではプログラミングをいままでやったことがない完全初心者向けにおすすめなPython入門本を紹介します。
Python 1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ

知識がゼロの方を対象にした、Python の超入門書です。簡単で楽しいサンプルを作りながら、会話形式で、Python のしくみを理解できます。初めての方でも安心してPython プログラミングの世界に飛び込むことができます。
引用:翔泳社
「Python1年生」はイラスト・画像・吹き出し等の装飾が多めですごく読みやすいです。
知識ゼロの方を対象とした超入門書というキャッチコピー通り、pythonコードの説明だけでなく、分岐処理や条件文などのプログラミングの基礎となるアルゴリズムについても丁寧に解説がされています。
サンプルコードが付いていて手を動かしながら学べるのもいいですね。
第5章ではサンプルとして人工知能アプリを作ります。
アプリには何が必要でどうやって作っていくかも学べるので未経験者→初心者にステップアップするのに最適な1冊です。

試し読みを見てみたけど、すごく分かりやすそうだね
スラスラわかるPython

本書は話題となっているプログラミング言語の1つ「Python」の入門書です。この書籍は、はじめてプログラミングを学ぶ人に向けています。はじめてプログラミング言語を学ぶ方、Pythonを学習したい方におすすめの1冊です。
引用:翔泳社
こちらの「スラスラわかるPython」も超初心者に向けた初歩的なことまで丁寧に解説がされている本です。
先ほど紹介した「Python1年生」は絵本的ですが、コチラは教科書的な本となっています。
イラスト・画像も多めですが、派手な装飾は少なくかなり読みやすい印象です。
サンプルコードではWebスクレイピングのシステムを実装することができます。

環境構築の手順も画像を使って丁寧に解説されてるね!

どっちを選んだらいいのかな・・・?

それは気になるサンプルコードで決めたらいいよ!
- AI機械学習をやってみたい→Python1年生
- Webスクレイピングをやってみたい→スラスラわかるPython

じゃあ私はAIに興味あるからPython1年生を買ってみようかな!
他言語経験者におすすめなPython本
javaやC言語など他のプログラミング言語を触ったことがある方は、Pythonで何ができるか+リファレンス的な使い方もできる参考書的な本がおすすめです。
if文やfor文、関数などについてどんなことができるのかくらいのレベルだと初歩の初歩だと物足りなく感じると思います。

入門本だと簡単すぎて飽きるかもって人はコチラ
スッキリわかるPython入門

シリーズ累計40万部突破!「スッキリわかるPython入門」の特徴は6つ!
・「なぜ」こうなるかをきちんと解説
・「なぜ」必要なのかを丁寧にと解説
・鬼門「引数」をしっかり解説
・伏兵「戻り値」の仕組みをちゃんと解説
・エラーなんて怖くない! 解決のコツを伝授!!
・ツール導入手順の最新情報も入手できる!
引用:インプレス
これまでに他言語も本で勉強したことがあればお馴染みのシリーズかもしれません。
僕もjavaをこのシリーズで勉強しました。
この本はかなり分厚めボリューミーでちょっと大変そうって思うかもしれませんが大丈夫です。
こちらも基本的にはプログラミングをしたことがない初心者にもわかるように書かれているので、if文やfor文がなんぞやを知っている人は結構読み飛ばしができます。
なので案外さらっと一冊を読むことができます。
吹き出しでの会話分なども多く、RPGのゲームを進めているような感じで話が進んでいきます。
サンプルコードも多く1つ1つの機能を手で動かしながら学ぶことができます。
また「エラー解決・虎の巻」や「コラム」とかも参考になります。

エラー解決の方法が載っているのは嬉しいね
Pythonスタートブック

好評の「いちばんやさしいPythonの学習書」が約8年ぶりにリニューアル! プログラミングの知識がゼロの方でも理解できるイラストやサンプル満載のわかりやすい解説はそのままに,最新のPython 3に完全対応。さらに,プログラミングの応用編としてWebアプリケーション作成やデータ処理の基本も解説しています。プログラミングの基本の基本から,データ型を駆使した本格プログラムまで,Pythonならではのプログラミングを楽しく解説します!
引用:技術評論社
こちらの「Pythonスタートブック」は初心者にも分かりやすいと高評価が多いPython本です。
適度な図やイラストで非常に読みやすい本でした。
ただ一点、本書に出てくる例え話がちょっと分かりづらいかも??
ということで例え話とか読まなくても処理の仕組みは分かるよという方にとってはおすすめな本です。
「javaのこの処理はPythonで書くとこうなる」というようなことをしていくにはおすすめです。
Python経験者や2冊目におすすめなPython本
Pythonの基本構文を知っている人や2冊目、3冊目のPython本を探している人におすすめな書籍を紹介します。
選び方としてはPythonで何がやりたいかを基準にするといいかと思います。

全部やってみたいね
Webスクレイピングをやりたいならコレ

書はPythonを一通りまなんだ方に向けて、簡単なサンプルを作りながら、会話形式でスクレイピングのしくみをまなぶ書籍です。対象読者はPythonの基本文法は知っている方(『Python1年生』を読み終えた方)、データ収集やデータ分析の初心者。
引用:翔泳社
「Python1年生」の続編となる「Python2年生」です。
この本はスクレイピング技術を中心にした書籍で、Python1年生レベルの基礎知識を持った方の2冊目に最適な本です。
「Python1年生」同様にイラストや図画多く非常に読みやすい本です。
Webスクレイピングの解説本などはかなり技術チックなものが多く難解なのですが、この本は初心者でも分かるように書かれています。
Webスクレイピングにチャレンジしたい人はもちろん、Pythonでどんなことができるかは分かったけど、いきなりステップアップするのは不安だという方にもおすすめな1冊です。

Webスクレイピングって難しそうだけどこの本なら挫折しないでやれそう!
機械学習を学びたいならこの本がおすすめ

本書は機械学習の基本について、数学の知識をもとに、実際にPythonでプログラムしながら学ぶことができる書籍です。本書を読み終えた後には、機械学習のしくみとプログラミング手法を理解できます。
引用:翔泳社
「Pythonを動かして学ぶ!機械学習の教科書」はタイトルの通り機械学習に特化した技術書となっています。
機械学習の基礎知識からニュートラルネットワーク・ディープラーニング等についてもサンプルコード付きで書かれています。
また、この本の特徴は機械学習には必須な数式についても省くことなく丁寧に解説がされています。

いちいち数式についてググらなくて済むから効率よく学べるよ
ゲームを作りたいならこの本がおすすめ

本書はPythonを使用した、ゲームプログラミングの解説書です。
類書とは異なり、終始一貫「ゲーム開発」に焦点を当て、今書いているプログラムがどのような”動き”に反映され、どのような”面白さ”に結びつくのかを、正しく学ぶことができます。
引用:ソーテック社
「Pythonでつくるゲーム開発入門講座」はゲームプログラミングに特化したPython本です。
この本は初心者にも分かりやすいように各サンプルコードのアルゴリズムと実行結果について詳しく解説がされています。
サンプルコードの1行1行に解説があるのはすごいと思います。
サンプルコードの数が多く、「あの機能ってどうやって作っているんだろう」というのが多く学べる本なのでゲームプログラミングにチャレンジしたい人にはおすすめの本です。

サンプルが100個以上はすごいね!
まとめ|おすすめのPython本
この記事では「【挫折無縁】マジでおすすめなpython本をレベル別に紹介!」について書きました。
Pythonはこれからどんどん市場が大きくなっていく言語です。
Pythonやっておけば就職や転職にはもちろん、業務効率化だったり自分の趣味の幅を広げるのにも役立ちます。
「やってみたい」と思った時にやってみてください!
以上、さしょでした。
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